品。

gris-bijoux2006-08-24

あれは試合直後なのかよくわからないけど、まだユニフォーム姿のハンカチ王子にバックヤードでインタビュアーがいろいろ真面目に質問している中で、


「・・・そのタオルは毎回洗われているんですか?」


「・・・あ、はい。」


洗濯機で?


「・・・えっ!?あ、はい。」


ってやり取りがあって、観てたら、妙にそこだけが個人的におかしくてツボだったんですが。何が知りたかったんだ。



そういえば、比較的王子キャラだと思われる福山雅治も、おしゃれイズムで唐突に「洗濯とかどうしてるんですか?」みたいな洗濯方法についての質問されてた。柄物は分けてます、みたいな。



王子と洗濯。



つい人が聞きたくなってしまうテーマなのか。よくわかんないけど。



でも、ハンカチ王子は、清潔感があって、真面目で、ちょっとシャイ(奥ゆかしい?)で、でも根性もあって、日本人がみんな漠然と共通してイメージとして持っている“好感の持てる、かんじのいい日本の少年”を具現化したらこういう人になりました、といったような人で、“へぇー、今の日本にもまだいるんだなぁ”とか、老人のような感心の仕方をしてしまいました。


ただ端整な顔立ちで、強い、っていうだけじゃない、“品の良さ”みたいなかんじが漂っているところがすごいんだろうなぁ。


だからこそ、「王子」で、それを裏付けるようにハンカチで汗拭うし(笑)。



うちの店の近くに住んでいる友人はそもそも顔とかの造作が美しいんだけど、この前よくよく観察してたら、「あー、この人のすごく品のいいかんじが更に美人度に“かなわない”感を付け加えているんだなぁ」ということを実感しました。なんか、それはどうにもこうにも努力できないものの気がするというか、もうそこに至るまでに築きあげられてしまってきているもので、空気なので。別に必ずしもお金持ちの家に生まれた、とかじゃないと思うんだけど。



アクセサリーとかもね、でも実はあると思います。


よくわからないんだけど、同じようなのに、なんか違う、みたいな。


人とかモノとか、努力して身につけることができない分、“品”ってすごく魅力的なんだよね。


でも、どうしたらいいものか解明出来ていないけど。


そういうよくわからない空気みたいのを身につけさせるために、小さい頃からお受験とかさせて有名小学校とかいくのかしら。



写真は、黄金虫と小枝のピンブローチ。¥17850.(→完売御礼