この数字をどう読むか。

gris-bijoux2006-11-18

30〜34歳の独身女性が30%を超えたらしい。つまり、3人に1人。


上記のようなテーマで番組作るからということで、某テレビ局の人に今日のタイトルの意見を求められたものの、あんまりちゃんと考えたこともなかったものでうまく答えられず、それからぼんやりとずっと考えていたんだけど、先週NY帰りの友人と食事をしていて、おもしろい話がありました。


「日本の男の子ってさぁ、必ず飲み会とかで“料理とかするの?”って聞くよね。あれさぁ、アメリカでもし質問したらアメリカの女の子たちは中指立てるよ。」


ということでした。


なるほどね。


確かに、普通に素通りしていた質問だけど、“趣味は何?”とはちょっと違う性質というか、違和感を何気なく感じていた会話ではあったんだよなぁ。女として家庭的であるかどうかの吟味、みたいなかんじというか。それは一種のセクハラ的な発言であって、すごく「女=家庭的であるべし」という価値観ではかる、女の人に対する失礼なニュアンスを含みがちな発言であるということに気付いている男の人ってどれほどいるのだろう?流れとか発言者のキャラとかいろいろあるから一概には言えないけど。


彼女曰く、アメリカだと女性に対する褒め言葉として「知的であること」「聡明であること」「(人間として)強いこと」を男性は選ぶのだとか。


日本の男の子からは、もっと「かわいい」「家庭的」「明るい」とかなんかそういうのが出てくる気がする。


でも、話していて、そういうことも一つの要因なのかなー、と思ったのです。


仕事をしている女性が増えたから、という単純な理由でなくて、日本の女性たちは、“女の子”として以前にもっと“人”としてたくさん世界を広げたり、勉強したり、仕事したり、そうやってずっとがんばって生きているのに、仮にとても家庭的な女性であったとしても、評価されるのが“料理とかしてくれそうだから”では嫌なんだと思う。なんかそういうズレなんじゃないかなぁ。


私の友人で、必ず女性たちに大絶賛されるある男の子がいるのだけど、彼のすごいところはどういう女性に対しても、“人としておもしろいか”というスタンスで接するから女の子が個性全開で向き合ってもそれを受け入れるんだよね。女性のそういう部分を人としてリスペクトして付き合えるというか。それを感じるから、必ず女性の友人を彼に紹介するとその後、友達から絶賛メールがきます(笑)。これだけ絶賛されるってことは、いかにそういう男性が少ないかってことでもあると思う(笑)。


まぁ、女性側の視点だから、男性からの意見もあるとは思うけど。


でも、この前、前の会社の後輩くんが、「僕に黙ってついてきてくれる女の子がいいんですよね。あと芯があってもそれを表に出さず、個性や自分を主張しない子。(だから、今付き合っている彼女のような強いかんじの子とは、結婚はしないという話に続く)」みたいな発言してて、それ聞いていた前出の友人は、卒倒するかと思った、と言っていた(笑)。昭和初期のお母さん、みたいなかんじ(笑)?なんか今の世の中の縮図を見ているようでリアルだったなぁ(笑)。


でも、どうですか?みなさんはどういうワードで褒められたいですか?


私は「(三越開期中、疲れている中ずっと笑顔で)本当に力強い方だと思いました」って男性に感想を述べられれたのが、意外にうれしかったかも。


・・・って、欧米かっ(笑)!


写真は、パリのヴィンテージのブローチ。\5250(→完売御礼).