助け合いの精神
雨、降ってきてしまいました。お花見を予定していた方も多いのではないでしょうか。残念。。。
先日「桜の魅力について」というたいへんベタなネタになったところ、
木に詳しい友人の父曰く、桜の木のすごいところは、よく言われるところの“散り際が潔い”とか“はかないところ”ではなく、
「どんなに先に開いた花も、最後の花が最後咲くのを待って、散るのを堪えて咲き続けるところ。」
だそうです。
・・・組体操の最下段の人を想像してしまいました。
あの満開の状態は、最初に咲いた組の懸命な努力(我慢)で成り立っているわけですよ。そして、組体操のピラミッドが崩れるがごとく、散っていくという。
いい話じゃないですか。なんとなく。
ということで、日本人はやっぱり勝ち組、負け組とかじゃなくて“みんなで助け合って、協力しあってがんばる”みたいのが好きで肌にあってんだよ、という結論にオチました。結局、ベタ?
ま、あんまり今日びの競争資本主義社会に向いていない私たちのクダでした。。。
ちなみに、桜の木をワシントンに友好のシンボルとして東京から贈ったわけですが、そのお返しとして贈られてきたお花は「ハナミズキ」。
ハナミズキの花言葉は、「返礼」「私の気持ちを受けてください」という意味です。
それを受けて、次回の日本橋三越でのFRANZフェアは、母の日に向けて感謝の意味を込める贈り物としてドッグウッド(=ハナミズキ)を取り上げてもらいます。まだ先ですが、母の日はぜひハナミズキで。
写真は新作。マグノリアと蝶の小物容れ。