結婚。


昨日はマンガだったので、今日は絵本を。
ナガオカケンメイの「結婚」。

ナガオカケンメイ氏はD&DEPARTMENTという店の代表の方ですが、
広告畑が出身なだけに、とても思考の方法が広告的というか、コンセプチュアルなかんじがして、興味深く日記なんかもたまに読んでます。やりたいことや模索しているものとかが明確で、かたちにする仕方もかっこいい。


で、その流れでこんな本も書いているのか、と思ってなんとなくamazonで購入したのですが、これがまた・・・。久しぶりに本(しかも絵本。しかも絵コンテみたい。)みて泣きました。


結婚記念日にご主人が奥さんに送った絵本。大好きで大好きで仕方がなかった出会いの頃から完全にすれ違ってしまった今に至るまで。そしてあとがき。


ストーリーだけ見れば、とてもハッピーエンドのように見えるのですが、あとがきを読むと、結果、彼らは離婚を選んだことがわかります。このリアルなかんじ。筆者は、離れていても「好き」な気持ち、を離婚した奥さんと子供に示すために出版することにしたと書いていますが、その心理は深すぎてまだ私には全て理解できません。理解できないけど、すごい考えちゃう。


浮気する人も離婚する人たちもたくさん身近にいて、「結婚ってなんだろうね・・・。」と最近友達と話していましたが、氏曰く「結婚という機会で、気持ちを確認しているだけであって」「そんなことどうでもいいんじゃないか」と、書いています。まぁ、そうかもしれませんが、どうでもよくはないだろう、と思う。別に結婚だけではなくて、「形」にできるかできないか、するかしないかってすごい大きいと思う。気持ちがありゃなんでもいいって話じゃないよ、何だって。いろんなことを気持ちがあったって、口ばっかりで行動しない、できない人っていっぱいいるし。形にして初めてそこに気持ちや意思や存在があると相手に伝えられるものだと思う(すいません、最近自分が実行できなかったことを棚に上げて、そのことを正当化する人から、イヤーな気分にさせられたので、力が入ってしまいました)。だから、結婚って一つの「形」にすることは、その覚悟とか気持ちや愛情が存在していることの一つの証のようなもので、どうでもよくはないと思いますが。まぁ、いづれにしても氏の書きたかったことを全て把握することはできません。


ちなみに前出の彼女の結論は、「理想の男は、皇太子だ!」と言っていました。「だって、本当に全力で雅子守ってんじゃん!」って、そうだよねぇ。言ったこと、約束したことを守りきることのできる人なんてめったにいないもんねぇ。