代官山。

gris-bijoux2006-04-08

なぜ代官山に店を出したかというと、たまたま代官山に物件が出たから、という他に実は理由がないんですが、でも、結果、とても自分のペースにあっている街だったかな、と思います。


基本的に平日でもとてものんきな街で、たまに平日に大手町とか赤坂とか新橋とかビジネス街にいくと、今やもう私なんかめまいがしちゃう(笑)。スピードと緊張感についていけなくて。


で、住宅街だからみんなアットホームだし。


代官山郵便局なんか昔ながらの小さい郵便局なんですが、代官山エリアにはここだけしかないから、ものすごいトンがったお店の人たちが並んでいる一方で、地元のおばあさんがいたり、郵便局の人とも顔見知りになるから、たまにいくと「あっ、久しぶりですね〜。」とか声掛けてくれるし。たぶん渋谷郵便局だったらこういうのはないと思うんだよね。


家主さんも旅行にいったおみやげとかくださったり、並びのお店のおかみさんが誕生日に、というのでタルトをくれたり、この前もSALUSみてくださって来てくれたジョルジーナのシェフが彼女とお母さんのプレゼントを買いにきてくれて、そのお礼に(?)私もその日の夕食をそこに食べに行ったり。


とにかく、小さいエリアならではのこじんまり感がなんか居心地がいいです。


もっと野心を持った店のオーナー、とかだとまた違うエリアがあるのだろうけど、私にはこれぐらいがちょうどよいです。身の丈にあっているというのか。
犬連れて散歩がてらのぞくような、買い物袋さげたまま寄ってくれるような、そんなかんじの店で幸せです。


Julie Sandrauののピアス(→完売御礼)