今さらですが。

本屋さんとかって意外とセレクトショップみたいなもので、
ある本屋さんに行くと読みたい本がたくさんあるのに、別の本屋さんに行くと全く読みたい本に出会わなかったりするんですよね。

先日足を留めた本屋さんは1時間ぐらいいたのに全然読みたい本がピンとこなくて、
仕方ないので、友人にお薦めされて気にはなっていた、ずいぶん前にベストセラーになった「ユダヤ人大富豪の教え」の単行本を買ってみました。

どの部分も私は納得がいって、とても参考になりましたが、特に気に入った解釈は、

「どれだけ人を楽しませたか、喜ばせたかによって、その対価が決定される」というのが、実はこの世の中のルールになっているんだよ、というところ。

例えばですね、よく広告会社の人とかと「お医者さんとか弁護士とか政治家とか、そもそもそういう世の中にないと困るような仕事ではないからね。」という若干卑下したような会話をしたことがありますが、でも、「人を喜ばせる／楽しませる」ことが“仕事”というものの本質であると考えれば、その角度が違うだけでどんなお仕事も等価値なんですよね。

ただ、お医者さんとかだと、その仕事は生死にかかわるわけで人の喜び方がハンパではないので、報酬にしても人より多くて当たり前、と考えるわけです。

お店なんかはとてもわかりやすいですが、どんなお仕事でも「どれだけの人を喜ばせることができるか、楽しませることができるか」で、その対価としてお金が発生してまわりまわっているんだよ、と考えると、なんだかどんな仕事も楽しいですよね。お店してても、その辺の意識がないと、ただ無感情に商品の受け渡し、みたいになっちゃうし。

FRANZの社長さんとのお話にもあったけど、陶器にしてもアクセサリーにしても、それを身につけたり、プレゼントしたり、とにかく人の「喜び」という感情を扱っているんだな、と思います。だから、接客する私もいつもウキウキした気持ちでいたいし、店全体がそういう店でありたいと思います。

かなり今さらですが、まだ読まれていない方は読んでみてくださいまし。

写真はARENA。\10500です！絶対安くないですか？？？私がいうのもなんですが。　（→完売御礼）