若冲を見たか?

gris-bijoux2006-08-13

気付けば、もう8月中旬。


・・・はっ!終わっちゃうじゃん!! 「若冲と江戸絵画」展!!!



お手伝いに入ってくださっているAさんに「絶対、好きですよ!!!」とアツく説明され、そんな話をしているところにいらっしゃった方にも「私も、若冲すごい好きなんですよ。」という人が現れ、そうかぁ、そんな知られてる人なんだぁ・・・と思っていたら、ついにブルータスまで特集組んじゃったし。誰でもピカソでもやってたし。



http://www.brutusonline.com/brutus/index.jsp



では、さっそく予習を!と読んでたら、さすがAさん、確かにこのグワーッとしたかんじ、たぶん私、大好きです
ヒエロニムス・ボスの絵とかね、あと南米とかスペインとかの迫ってくるようなキンキラキンの装飾で埋め尽くされた教会とか。
この動植物モチーフの、デコラティブなかんじはFRANZにも共通だしね!(実際、若冲は中国画をすごく勉強していた人らしく、FRANZも中国画的世界観が影響してます)



でも、この前雑貨の展示会に言ったときにも思ったけど、なにげないものがオブジェ的だったり、装飾的だったりするものが多くて、少し世の流れがそういうものを求め始めているのでしょうか。この前の東京カレンダーのトップには、これ、80年代?的なすごい華美で派手なレストランがダーンと特集されてたし。しょっちゅうお客様からご要望のあるフランスのLZCの鏡とか、アネモネペンとか、めちゃめちゃ装飾的だしね。もうシンプルで飽きのこないデザイン、みたいのにみんな飽きた、というか(結局、飽きるんじゃん)。


若冲もフランツも、とにかく装飾的なものって、シンプルなものにはない、血湧き肉踊るかんじ、というか、なんか本能的にワクワクするかんじがあるし、抑圧されてないかんじ、統制されてないかんじ、みたいのが気持ちいいし、楽しいのかなー。どうだろう?そうはいっても、めちゃめちゃ計算して作ってるんでしょうけど。


誰にでもいつでもオールマイティなパーマネントデザインとか、削ぎ落とされた美、みたいなものよりも、感情とか想いとかが色とかカタチとかなにかにバーンと出ちゃっているようなものがそもそも私は好きなので、そういうもののブームが来ることが嬉しいかぎり。まずは近々、実際に若冲観に行ってこようと思います♪