ドレスの力。

gris-bijoux2007-01-23

先日妹が、結婚式の二次会の服がない!でも、もう買いに行く時間もない!ということで、既に深夜をまわっているというのに家中のクローゼットをひっくり返し、「ベストドレスを探せ in 手持ちの服」というテーマで家族全員で家族会議、というかファッション審査(?)が行われました。


まず、最近セールでかなり安くなっていて購入した(というか、できた)レオナールのワンピースが手堅いんじゃないか、ということで着てみたのだけど、地の色が紺で、ベーシックなワンピースのフォルムなので、「うーん?ちょっと地味???」ということで次へ。


CACHARELVERONIQUE BRANQUINHO、FOXEY、VIKTOR&ROLF etc・・・歴代の結婚式参列服(?)を次から次へ着るんだけど、「露出しすぎ」「太って見える」「安っぽい」「(他の人と)かぶる」等々の理由で次々却下。



「もう、ないよ(泣)」というところで、初心に戻り、レオナールをもう一回着てみる。



・・・と!



瞬間、「あっ!もう絶対、これ!!」とすぐさま満場一致。ファッションなんてさっぱりわからない父でさえすぐに判断できるほどの圧勝。




すごいよ、やっぱりレオナール。




ジャンジャン他のを着て比較したらよーくわかったのだけど、もう圧倒的にオーラが違うのです。


デザインも奇抜ではないし、露出もない、紺地に淡いパープルとピンク、という地味な色合いなのだけど、シルクの質感と、背中に大きくあしらわれる花が、まるで着物のようで、主張しないのに、黙っているのに、存在感があって、絶対的に品があるのです。


レオナールは比較的年配の人がよく着ている印象があるけど、きっとマダムたちはこの服が何にも負けないオーラを持っていることを知っているのです。
本物の宝石が持つ輝きを味方につけるのと同じように、レオナールの持つパワーを纏うのだと思う。


もちろん、もう私なんぞは2枚とこんなものは持てないのだけど、ただ、1枚だけならそういう服を手に入れておくといい気がする。



たとえ自分に自信がなくても、どんな場でも堂々としてくれている服。絶対に負けない服。



即物的だけど、でも、大事な場面で助けてくれるものは、経験とか自信とか目に見えないものよりも、そのものが持っているパワーだったりする方が確実だということもあると思うのです。


写真は、SUWACOのプレシャスオパールとインディゴライトのフープピアス \16800(→完売御礼