昨日のちょっと切ない話。

gris-bijoux2007-06-09

昨日はいろいろと雑用がありまして、本来私はお休みの日だったのですが、お店に出勤。


で、バタバタしてたもので、なんだか外を歩いている人たちが騒いでいるなぁ、と思っていたのですが、気にも留めず来客の方の話を聞いていたら、そのうち、突如、うちの店の柵にカラスが留まって、ギャアギャア目の前で威嚇するので、



なんだよ、カラス(うるさいんですけど)。



と思って、目をやると、



ぎゃーーーー、瀕死のすずめが!!!!



羽に怪我をして飛べなくなってしまったようで、どうにかヨチヨチ歩きながら、半地下のうちの店の入り口に逃げ込んできて、カラスが怖いのか、そのままヨロヨロと、階段の下の排水溝に。




パニック!!!




お手伝いしてくださっているH嬢が、「しかも吉野さん!!!排水溝の奥に入っちゃいました!!!」って、・・・・どうしよう・・・。


その排水溝は雨水を逃がすためのもので、晴天時には乾燥しているため、溺れるとかの心配はないのですが、奥に入ってしまったとなると、外階段のところの木を剥がさないと救出は不可能。ちょっとやってみたけど、女手でやるには到底無理。


慌てて地元の便利屋さんに片っ端から電話を掛けて事情を説明するんだけど、今すぐはどこも駆けつけられない、とか断られるし、周囲の小学生3〜4人とかもギャラリーで騒いでるし、どうしたらいいの(涙)!??


しかも、元気じゃないから、早く助けてあげないと死んじゃうじゃん!!!


「いやーん・・・。カラスいなくなったから、すずめさん、出ておいでー・・・。」とかこっちが泣きそうになりながら、でもどうにもできないので、しばらく見守っていたら、・・・あっ!!!、ちょっと出てきた!!!


すぐさま、排水溝に手を突っ込んで、救出!!!


ティッシュを敷き詰めたアクセサリーの段ボールに入れて、即効、H嬢と地元のペットクリニックへ。



「うーん。この子はでももう親鳥だから、きっと病気でこうなったんだねぇ。自然の中では、カラスに食べられてしまってしかるべきかなぁ。一思いにその方が幸せだったかもしれないね。野生の子は人間に触られるだけでもストレスだからね。たぶん治らないと思うけど、どうする?」



・・・・そうかぁ。でも、だからといって、この状態でまた外に放したら、確実に猫やカラスに食べられちゃうし、それはいくら自然界の道理だからといって、できないなぁ・・・。そんな決断したら、私、気になってしばらく夜眠れないよ・・・。



「助からないかもしれないけど、でも、できるだけのことはしてあげてください。」



と言って、先生に預けてきました。


なんかちょっと切ないなぁ。動物って、一瞬でも手に取ってしまうと、あの手の中の重さとか体温とかね、愛着が沸いちゃうんだよね。
それにしても、なんか知らないけど、アクセサリーも鳥ばっかり集まってくるから、すずめとかも逃げ込んでくるのかな。


飛べなくなってるけど、足の力とか強かったし、まだ元気だったから、奇跡的でも生きていて欲しいのだけど。
先生は私の連絡先をあえて聞かなかったんだけど、私から数日後どうなったか聞こうか聞くまいか、今悩み中です・・・。ぐすん。



写真はALEX MONROEのネックレス。¥21600(→完売御礼