膨満感。

あぁ。佐藤可士和。

つい平積みになっていて、買ってしまった佐藤可士和（の超整理術）。

年末の大掃除に向けて、身の回りからPCの中まで掃除（整理）しないといけないなぁと義務感に駆られるという意味でこの本を読むには適した時期でした（？）。

それにしても先日、「消費される“佐藤可士和”」という話をしている人がいたけど、その人の話を聞いていて、なんだかみんな、年賀状から何から“あぁ、またか。”とぼんやりおなかいっぱいな感じを持っているんだなぁと思いました。

いいお仕事をしていても、とりあえず「佐藤可士和デザイン！」（＝最先端デザイン！）「佐藤可士和が選んだ○○」（＝かっこいいに違いない）みたいなかんじでデザイン云々の前に自分自身がとにかくガンガン消費されている状況を、それこそ自分でどう俯瞰でみているのだろう。

必ずあるところまで行くとその様式は飽きられていく、というのは常の流れで、こんなにトップギアに入っちゃうとその後どう「佐藤可士和」ブランドをキープしていくのか、奥様の手腕がこれから試されるんだろうなぁ。

FRANZはまだそんなことを悩むステージには行っていませんが、でも最近元気がよいという噂を聞いた某食器ブランドは「百貨店では絶対売らない」という戦略を取っているとか。人のことは客観視できても自分のことになると意志を持ってブランドをコントロールするって（しかも最初から）難しいよ。ほんと。

写真はVOGLINE（仏）.\8925（→完売御礼）