豊な一年に。

まず新年早々語るべきは、水谷豊である。




ええーー!!マジで!?(なんじゃ、そりゃ!!)




という紅白ならではの演出を、紅白が始まると同時に2ちゃんねるの紅白スレッドを左手で操りながらリアルタイムでバシバシ書き込まれる鋭いツッコミを家族に実況、さらには右手で携帯を操り友達とメールでつっこみ、もちろんリアルではテレビ見ながらキターーーー!!!と叫びながらハイテンションでデジタル審査員までしてしまうという熱烈な情熱で紅白を観ているうちの妹(齢27)ですが、


彼女をもってしても、



「今年のMVPは、水谷豊。」



とのこと。



「紅白なんて、別にたいした価値を置いていないんでー。」といったスタンスを表明するかのように、それ、普段着だよね?という衣装で登場する歌手や、紅白との一定の距離を示すかのように別スタジオもしくはライブ会場からの中継で歌う歌手が多い中、



そんなに緊張しなくても、いいんじゃ・・・



というぐらい手が震えちゃってる水谷豊。


もういい歳なのに(経歴も長いだろうに)誰よりあがっちゃってる水谷豊。


片手をポケットに突っ込み平静を装って歌っているけど、「あぁ、音程外したらどうしよう!!」と観ている視聴者に手に汗握らせる水谷豊。



魔物が住むという(?)紅白の会場の空気を最も体現してくれた一人と言えましょう。



で。



ハラハラするけどいっぱいいっぱいなぐらい「一生懸命な人」も、意外とあんまり悪くない



というかんじがしました。



だんだんとそつなくスマートにいろんなことをこなしがちになってくる年齢ですが、あんまりそういうの面白くないかもね。観ている方も、本人も。



今年は、水谷豊な一年にしようと思います。



他の出演者よりやっぱり水谷豊のあの数分は濃かったと思うんだよね。



ということで、みなさんに「おいおい。大丈夫かよ。」とご心配及びご迷惑をますますお掛けする1年となりそうですが、水谷豊を見守ったように(別に見守っていないと思うけど)、温かく見守っていてくださると嬉しいです。


本年もどうぞよろしくおねがいいたします。