知恵袋 ― Re : 仕事していなそうな女

電車の中で化粧をする女



と、



電車の中でデトロイト・メタル・シティを読む女



のどちらがダメか、というと、後者のような気もしますが、7巻出たもんで。


クラウザー?世とクラウザー?世が直接対決する訳ですが、ま、もちろん、



やっぱ、クラウザーさんの方が・・・魔王だ



みたいな結論になるんだけど(ネタバレ?)、


その格の違いを事務所の女社長は、


「(刑務所まで行ったクラウザー1世のデカい恨みと比べ)本物の悪魔は、常にそれに匹敵する膨大な憎悪(←日常のささやかでくだらない恨み)を持つ。まぁ、早ぇ話が


器が小せぇってコトだ


クラウザーさんの悪魔ぶりを褒め称えるんだけど(?)、そういうことだと思うんだよね。




・・・何がかというと、友人が「(結構仕事しているのに)やたら人から“仕事していなそう”と言われるのは何で!?」と日記に記していたので、ここで知恵袋的に回答したいと思います。


昨日も、それはそれは美しく、柔和で、どこかの有閑マダムかと思われる風情の知人が、実は会計士だったということが発覚したのですが、本人は、


「あはは。そうなの、そうなの。私もすっかり忘れてたー。投資銀行にいることも普段忘れちゃうしねー。ダメだよねー。ふふふ。」


と、優雅に微笑んでおりましたが、バリバリ仕事しているのに、そう見せない、というのは、ひとえに



器のデカさ



でありましょう。素晴らしいことだと思いますが。


男性などでも若い時分(まだまだ器が小さいと思われる頃)程、“俺、忙しい”自慢(もしくは“俺、すごい仕事やってる自慢”)をしやすい傾向があるように、大人になっていろんな世界が見えてくると、みんな当然のようにがんばっている人ばっかりなのもわかってくるし、逆に謙虚になるというか、愚痴も少なくなるしね。そんなことあえて言わないし。


あと、私は違うけど(そんな稼いでいませんので!!)、周りを見ていると、稼いでいる女性は自分に投資しているから見た目的には、爪からお肌から身につけるものからお金をかけている分、余裕のある美しさになっていく傾向があるよね。


仕事のデキル女ほど、ちょっとやそっとのことでいっぱいいっぱいになっているように見せない、というのが今どきの処世術なのかもしれません。実際、計算というより、ほんとに無理なく感じのいい子(つまり人物として能力と器が大きい)が多いしね。


・・・ということで、友人よ。


相変わらず、“仕事してなそう”でいいと思います。


その余裕が、人への優しさであり、サービス精神であり、大人のたしなみってやつでしょう。



・・・ベストアンサー?



写真は、Sandra Robelto.