縁と必然(昨日の続き)。
うちのお墓は長崎の崇福寺という黄檗宗のお寺にあって、国宝の唐寺なのですが、基本的に真っ赤で、デザイン的にはパープルのコウモリが飛んでたり、超ド派手(超キッチュ!)なお寺です。
お葬式とか、完全に“アウト・オブ・日本文化”。お経とか唄うたってるみたいだよ。袈裟とかサイケだし。
別に中国の血が流れているわけではないのですが、長崎という土地柄、華僑の人たちと非常につながりが深かった家だったようで、祖祖父の写真を見ると、ラストエンペラーみたいな格好をしていて写っているものがあったり、当時の最先端の街であった長崎を遊び倒した武勇伝が数々残っていて、かなりのおもしろ人生だったであろうことが想像でき、生きていたらその波乱万丈ぶりを聞いてみたい先祖の一人ではあります。
で、昨日からの話の続き。
この崇福寺は福建省からの人たちが作ったお寺なのですが、台湾の華僑の人たちもこの福建省の出身者がほとんどと言われています。
自分でも、何でこんな風に台湾の人と仕事することになってんだ?と客観的に不思議に思うことがありますが、自分のコントロール外の、昔からの大きな流れの中の縁のつながりみたいなものに組み込まれているんだろうなぁ、という気がします。
家系図見ると、なんだか知らないけど、すごい昔のはずなのに上海に渡ってお店やってる人とかもいるもんね。
人生って自分の意志だけじゃないようで、ほんとにおもしろいです。
・・・ただ、逆に不思議なのは、当時通訳やってたぐらい語学に優れた家系なはずなのに、その血が全くDNAに反映されていないことですね!どこで立ち消えたんだ!
そこは抱き合わせにしていただかないと、困ります。(←先祖へのリクエスト)
写真。今回はお花の花瓶が、大きいものから小さなものまで揃えてます(東急本店)。