ストロング・ショルダー
外野からホームベースに投げれる、とかではなく。
2009年A/Wの各コレクション速報、みたいな記事を見ていたら、今年のトレンドだそうです。
80年代的な、肩パットが入ってるジャケットとかコートなんだけど、マルジェラだっけかなー、もうなんかガンダムみたいだったよ?
不況を背景に、ガーリーでホワッとかわいらしいかんじのものがランウェイから一斉に消えて、トレンドが一気に、
「強く、タフで、セクシーな女」
にシフトしたそう。
使うモデルも、かわいらしい若いモデルがもてはやされた時期から一転、クラウディア・シファーとかいわゆる元祖“スーパーモデル”世代が復活(アラフォーだよね)。しっかり個性が確立された、強い大人の女たちが再びモデル界でも脚光を浴び始めているようです。
この前も知人が、「少し前までアメリカも女性の理想のライフスタイルは“お家でクッキーを焼いて過ごすかわいい専業主婦”的なもの主流だったのだけど、不況を境に女性の社会進出が一気に進んで、アメリカにキャリア志向の女性たちが誕生し、今に至っている」みたいな話をしていたのだけど、まさにそれをファッションが反映してるんだね。
ある家政婦さんを派遣する女性社長さんも言っていたけど、今までだったら結婚して、子どもを産んだら家に入るはずの女性たちが、この不況では逆に仕事を辞められない(辞めたら再就職が難しいから)ので、その分家政婦さん需要が増えているそうです。
思想とか制度とかスタイルとかそういうものを頭で考えて議論している間に、有無を言わさず、強くならざる得ない女性、というかそういう切羽つまった状況が現実で進んで行って、結局いろんな風に物事を変えていくんだね。
モビルスーツ化する女と草食化する男。
そういえば同じ雑誌の中で、江古田ちゃんが
「向上心も何もかもあらゆる欲が消滅した男たちを“草食男子”なんてかわいらしい名で呼ぶからいけないんじゃないですかね?・・・・そんなの、
『生ける屍』
でいいんじゃないでしょうか?」
って言ってて、笑ったんだけど、すごい世の中になってきたもんですな。
江古田ちゃんを知らない方は、ぜひご一読を。
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