日本視察強行ツアー



ということで、本日、無事ドイツ人日本視察ツアー終了。


上下黒のスーツ+黒の細身ネクタイ、スキンヘッドに西部警察サングラス、そして、巨大なタコのシルバーリング!


・・・という、どっから見ても陰の組織の人としか思えないイデタチで日本上陸してくれたマーカスですが、似合っちゃうところがさすが元LVMHご出身。シャレオツ。


一体どこの人なのか、というのは、また機会があればお話させていただきますが、とにかく次元の違うところで250年ぐらい商売をされてきた方々なので、スケールが大きすぎて、そこまでいくともはやシュールすぎてつい笑っちゃうんだけど(←ほんとはダメ)、今日も、


「どこかフェアでホテルとかにお客様をお呼びしたりするんですか?」というバイヤーさんの質問に対して、




「・・・いえ、そういうことはしたことはありませんが・・・、宮殿には呼びます。」




って、真顔で答えてた。



「・・・・宮殿(って、一体・・・)??」って、バイヤーさんもびっくり。ま、普通意味わかんないよね。



オーナーさんは代々それを受け継いでいる、いわゆるヨーロッパ有数の貴族の一族で、お城なんかもいくつもお持ちなんだって。商品もなんだか桁が話しているとよくわからなくなるんだけど、たぶんそういうある特定の、私なんかは見たことも接したこともないようなある階層があって成り立っているものというのがあるんだね。FRANZの社長とかもすごいと思ったけど、ちょっとそれとはもう次元が違いすぎるかんじ。


伝統とか格とか蓄積された年月とか、なんだかわからないけど誰もがその商品をみた瞬間に感じる圧倒的な「品」みたいなものが目には見えないけど確かに存在するんだ、ということを本当に今回感じて、触れて、驚いた。その業界や商品や歴史をよく知らない人にでも、「・・・あぁ、これは本当にいいものですね。」と言わせて、思わせてしまう、問答無用の品性。


会社の先輩がこの前「いいCMは、品が良いんだってことに気付いた」と言っていたけど、「品の良さ」ってなんなんだろうね。身につけられるものなら、何よりも身につけたいと思う。けど、計算じゃないんだよね、これだけは。


本当は私なんかじゃ絶対に触れられないものをこうして今回接するができて、久しぶりに仕事って面白いなぁ、と感動しました。本当に、光栄。


・・・一方、ちなみに私が感動している横で、マーカスが満面の笑みで一番今回喜んだのは、お土産のタトゥーマガジンでした。そこかー。(※今度、ドラゴンのタトゥーを腕に彫るんだぜ!って言ってたことによる。ますます(見た目)コワい人になっていくマーカス。←でもやさしい。)



写真は、PUNCH STUDIO.¥546
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