お知らせ

お盆も通常通り営業、とお話していたのですが、
急遽大阪出張となり、16日(火)を閉めざるを得なくなりました・・・。
ということで、15日(月:定休日)及び16日(火)を、臨時で夏季休業ということにいたしました。ご了承ください。


話は変わって、代官山の本屋。


代官山の唯一駅前の、まだ同潤会アパートがあるころからずっとある、小さな昔ながらの本屋さんです。


で、店員さん。
日によって違うのですが、よくミュージシャンか古着屋の店員のような容貌のお兄さんたちが入れ替わりでやっていたりするのですが、たいてい好きな音楽を掛けて、店の本を読みながら店番をしています。


あんまり集中して本読んでるものだから、「あの・・・、すいません・・・。」と声かけるのも気が引けます。領収書もらおうかなー、と思っていても、読書を中断させてしまうようで、まぁ、いいか・・・・とお客なのに気使ったりして。


昨日は、さらに、YOU THE ROCK似の店員さんがハードロック(しかもシャウト系)をガンガンかけて、しかもカウンターの中で一人タテノリで店番を。


BGMのせいか、どういうわけか江戸川乱歩の「黒蜥蜴」を読みたくなり、カウンターに行くと、「これ、おもしろいっすよ!!」「・・・え?あー・・・、そうなんですか・・・・?」「俺、気持ち悪いの好きなんっすよねー!!」「・・・あー、なるほどー・・・。(・・・まわりの客にグロ好きとかって思われたかな、今、私・・・。)」って、本屋の店員にあるまじきフレンドリーさ。普通、本屋さんって、お客さんの選ぶ本に無感心を装うというか、感情を出さないじゃないですか。でも、丸出し。


外国にこういう雰囲気のお店ありますが、自由なかんじがして私はこの店好きなんですよねぇ。想像するにオーナーも「店番やってくれれば、店の本読んでていいし、音楽も好きなの掛けてていいから。」ぐらいの指示なんだろうなぁと思われます。サービスマニュアルが徹底している店も気持ちよくはあるけど、こういう自由な店も味があって、個性が出てていいです、代官山っぽい。