非集団系


新聞や雑誌で、お店開いて「まぁ、いろいろあるけど、トータル楽しいです」といったコメントを載せていますが、で、実際そうなのですが、その“いろいろ”って何だよ、という話もあるかと思うので、まずその一つ。


世間からの軽い隔絶


というものがあります。


ここ最近やけに様々なジャンルの本が読みたい衝動に駆られるのですが、「秋だから!?」という理由も考えてみたものの、違います。“摂取する情報量減退による欲求”と思われる、たぶん。


会社に行って大勢の中で仕事する、って無意識にいろんな情報を摂取していて、それが一人で仕事していると極度に落ちるんですよ・・・。例えば前の会社だと強制的に勉強しなければいけない状況、というのが多々ありました。今思えば。


「じゃあ、この仕事やって。」ってふられると、(ガムだったり、下着だったり、ゲームソフトだったり、シャンプーだったり毎回その都度扱うジャンルが違うので)「えーー。めんどくさいーーー。」と思いつつ、仕方ないのでまずはその商品の市場の動向や雑誌や新聞記事等データをガーッと集めて、ザッと頭に入れる作業から入るんですが、そうするとその市場だけじゃなくて、今流通ってこういうことやっているんだ、とか今この辺のターゲットってこんなんなんだ、とか自然にいろんな情報がインプットされるわけです。限定された市場を調べていても、そこから全体につながっていくというか。とか、例えば打合せとかでも他の人からいろんな話題が出るからそこでもあらゆる方面の情報が知らずと入ってくるし。雑談、重要。


とにかく、そういう諸々が環境としてなくなったので、流入情報量が少なくなったわけですよ。知識欲、とかいうとかっこいいけど、単純に脳がボケ防止のために作動していると思われる。


ゆとり教育とか結局批判されてるけど、ほんとに、ある程度強制力が働かないと、自分の枠以外のところの知識って取りにいけないよ、よっぽど向学心のある人じゃないと。ゆとりとかいって、結局ものすごい幅の狭い人間になる可能性大。と、まぁ、それはいいとして、ある程度自分でその辺を自覚していないとなんだか世間ズレしている人、になりかねないので気をつけねばと思う最近です。