あきない。
この狭い空間に1日中居て、飽きないの?
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
ぜんぜん飽きません。
なにがそんなに飽きないかというと、
毎日いろんなお客様が少しずつその方の“断片”を見せていってくれるからです。
例えば、とても優しい彼氏の話だったり、自慢の息子の話だったり、お母さんの趣味の話だったり、商品を選んだり、会計をしている間のちょっとしたやりとりなんですが、その人の生活のストーリーの一部を置いてってもらえることが、すごくおもしろいのです。
店員とお客様、という瞬間の、見ず知らずの関係なんだけど、でも一瞬だけそこにスイッチがつながるかんじ、というのでしょうか。
15秒のCMみたいなものかもしれません。
そこのコミュニケーションで、すごく一日いい気分になったりするのです。
「商い」は「飽きない」のです。