大人げない大人。
本日、IN REDさんの取材有り。
しかも、私の。
恐縮です。ありがとうございます。
かなり大好きな雑誌なので、とても嬉しいです。
創刊のとき、本当に少しですが関わらせて頂いて、そういう意味でもご縁のある雑誌です。
いわゆる“マダム”でも、“生活感のある主婦”でも、ドラマに出てくるような“キャリア女”でもなく、思い描いていた30代に自分たちはなっていなかった。もっと“大人”になっているかと思ったけど、そうじゃない、“大人げない大人”たちって、実はいっぱいいるんじゃないか ―
というのが、編集長の思い。
「大人げない大人」って言葉いいな、とその当時、まだそもそも“大人”と称するにははばかられる20代半ばだった私は、少しお姉さんたちのその雑誌の打ち合わせを聞いていました。
別にネガティブな意味ではなく、従来の“大人の型”にはまらない、自分たちのスタイルやペースを持った大人たちって意味で、例えば、ジーンズに、CHANELのヴィンテージを合わせてみる、とか、自分らしい喪服を考えてみる、とか、「モード」/「コンサバ」、「キャリア」/「マダム」といったような従来のようなカテゴライズではない、自分がいい、と思ったものをオシャレでもライフスタイルでも自分らしく楽しめば、それでいいんじゃないの?といった、CUTIEやSPRINGで育ってきた30代女性たちの雑誌です。
「VERY」とか「素敵な奥さん」とか「CLASSY」とかって、“どれも私じゃないな。”という人が実際のところ30代って多いんじゃないでしょうか。
編集長も、広告部長も肩に力の入っていないとても自然体の、おしゃれで素敵な女性たちで、「あっ、これおいしいんだよね。私がおごるから飲みましょう。」と、クリスタル(←高級シャンパン)を開けてくれたのを憶えています。なんだか、かっこいいなぁ、と思って。
30代を迎えようとするところで、「あぁ、こういう大人の女の人たちになれたらいいな。」と思っていたその雑誌に取り上げてもらったことは、なんか自分の方向が間違っていなかったようで嬉しい気分になりました。
ま、まだクリスタルを振舞えるところにまでは全く至っておりませんが。
ARENAのリング。 (→完売御礼)