イメージ喚起力。

gris-bijoux2006-05-31

昨日、とてもきれいな女性がVirginie Maheのチョーカー(¥11800) (→完売御礼)にご興味がおありのようだったので、
お見せしながら、「軽いし、素肌でもいいですけど、冬でもタートルの上とかにもいけます。」とかご説明したのですが、
後から聞けば、その方、スタイリストさんでした・・・。


プロに対して、思いっきり普通の提案だよ・・・。私ったら・・・。


その後、同じ事務所の女性も遊びに来てくださったのですが、
Tarina Tarantinoの紫のお花のブローチをご覧になって、「まっ白のアオザイ買ったんですけど、それにこれ付けたらかわいくないですか???」



って、超かわいい



むしろ、そうか!と思って、思わずアオザイから揃えようかと思ったもん(単純)。



スタイリストさんって、ほんとすごいなぁ、と思うのですが、
“こういうかんじの、こういうドレスに、このアクセサリー着けたら素敵じゃない?」っていうその説明が、こちらが思ってもいない組合せだったり、あ!それは素敵!というものをパッ、と思いつくから、プロなんだなぁ・・・と感心します。



・・・いや、感心している場合ではなく。


お勉強しないと。




アクセサリーって、お洋服よりも買うときにすごく想像力を働かせないと買えないものだと思います。
アクセサリーってパーツだからね。ハンズいって、部品買う方が想像力いるじゃないですか。それと一緒ではないかと(違う?)。


おしゃれってそもそもそうだけど、色や素材や、頭の中でパパパッと組立てをイメージできる、イメージ力・想像力(+ちょっとした冒険心)が豊かな人ほど上手ですよね。で、パーツっぽくなればなるほど、その能力が高くないと難しい、というか冒険できないような気がします。洋服も実はワンピースとかの方が簡単におしゃれになったりしませんか?パーツじゃないから。それ1枚で出来上がり!ってかんじで。


で、昨日思ったのは、その提案が決して妙にリアル(一般的)でなくてもいいんだな、ということ。


だって、アオザイなんてあんまり普通の人持ってないけど、でも、それがヒントになって、そのアクセサリーが持つ可能性がパーッと見えてくるもん。


e.mの営業さんが、「アクセサリーって、なんだかんだいって、やっぱり洋服と組み合わせてマネキンとかで着せてみせてあげないとダメなんですよね。」って言ってたけど、その代わりを店員さんがしてあげる、イメージを喚起してあげる、ってことをしないといけないんだな、と今さら基本的なことを思いました。
ちょっとした取っ掛かりを提案してあげる、っていうのを、私もうちのアクセサリーでいろいろバリエーションを考えようと思います。


先日お手伝いしてくださっているAさんが、蝶のブローチを「これ、肩に留まらせてあげるとかわいいんですよ。」って説明していると聞いて、それはかなりシズるなぁ、と思いました。実際やるかどうかは別として、可能性の提案、っていうのが大事なんだなぁ。



あっ、そういえば、Viriginie Maheをリースしてくださったスタイリストさんが「すごいいいセレクトのお店だと思いますよ!」と褒めてくださいました。
うふふふふ。社交辞令だとしても、やっぱりプロにおっしゃっていただけるのはうれしいことなので、素直にお言葉ちょうだいいたします!えへ。