パリと蛸

gris-bijoux2007-04-05

パリでご一緒させていただいたお二人が展示会をされていたので、オーダーをおねがいしに。
もうね、ほんとにみなさんに見せたいよ。空間の作りこみとか素敵すぎて。



ここ、住んでいいですか?



と、言えるものならいいたい。大好き。



それにしても、パリから帰ってきたのなんてこの間なのに、S'adoucirさんはパリで仕入れたヴィンテージパーツを使って早速新作を作られていて、murder pollenさんも同じくパリでインスパイアされたモチーフで新作を作られていました。


仕事が早いなぁ。


murder pollenさんなんかは、「刺激を受けることが今回の旅の大きな目的なので。」とおっしゃっていて、それが本当に具体的に反映されているのがすばらしいです。


で、今回の新作でお気に入りは、蛸モチーフの皮ブローチやネックレス。私が先日、ASTIERdeVILLETEの蛸の皿がかわいかったと書いたんですが、murder pollenさんもあれが気に入っていたらしい。やっぱりね。フフフ。感性が一緒だと思うとうれしいな。もちろん、オーダー。ピンクやパープルの皮の蛸です。あのパリの蛸の皿がイメージの出所で、そして自分の胸にブローチとしてそれが残るっていうのがいい。あのパリの旅の記念に自分用に一つキープしておこう。



全然勉強していなかったので人に言うのは控えていますが、美術史で、ある作品や作家を研究していくときには、“その人がどこに旅行して、何を見たか”“誰と交流を持っていたのか”というのを調べることが大事だったりします。それぐらい、「旅」や「人」はその人物や作品に色濃く影響を及ぼしているわけです。


もし誰かが自分の人生を振り返ったときに、ささやかかもしれないけど“影響を及ぼされたもの”としてうちの店や、商品、もちろん私自身だったらもっとうれしいわけだけど、ふと、そういえばそうだったなぁ、と思い出してもらえる存在であれば、すごいうれしいなぁ。そういうことに自分が生きている意味があると思う。


写真はCERASUSのスモーキークォーツのネックレス。¥12600(→完売御礼).スモーキークォーツは、本当に万能です。