高揚しない理由
先日、ミッドタウンに行ってきましたが、とても「整然」としている大人の場、というかんじで落ち着いていて、六本木ヒルズとどちらが好きかと言われればミッドタウンなかんじもするけど、なんかでも、ウキウキする場所、っていうのでもなかったな。
この“ウキウキしない感”は表参道ヒルズも同じだったかも。
なんなんだろうね。私だけかな。
でも「整然」としているかんじがそうなのかな。パッと入った瞬間に空間が読めちゃうかんじというか。あの角を曲がったら何があるんだろう、みたいなかんじがないところかな。その点、六本木ヒルズの方が複雑な構造になっていて、あんまり親切じゃないけど、全体がよくわからないかんじが、できたてのあの空間はちょっとドキドキしたように思う。
それと、テナントも、いつものよくあるところがバージョン変えて出してます、というところがほとんどで、なんかあー、またか、とか期待していくとがっかりするし。そういう意味じゃ小売ってほんと集中化していて、そろそろみんな飽きてるんじゃないかなぁ。少なくとも、私は飽きてきた。細かくブランド分けしていても、店側はコンセプトとか企画書上では整理しているんだろうけど、イマイチお客側はわからない、というか、分けてるのはわかるけど、結局空間とか商品とかテイストは地続きで(だから同じブランドで括ってるんだろうけど)、あんまり目新しさをかんじないし、っていうか、そもそも最近お洋服のセレクトショップって店の作りとか、全体の“こういうかんじ”みたいのが似てない!?最近すごい思うんだけど。まぁ、いいや。
読めちゃう、っていうのが、兎にも角にも“ウキウキしない”原因なんだろうなぁ、とか思う。難しいなぁ。うちの店もどうしたものか、とかちょっと考えながら歩いておりました。
写真は、Virginie Maheのチョーカー。¥13000(→完売御礼。別色有り)