善き人のためのソナタ

gris-bijoux2007-04-19

そういえば、先日「善き人のためのソナタ」を観た。
ラストに、ホロリ。


でももっとホロリときたのは、この映画に携わり、しかもこれが映画関係の最後の仕事になった知人の、アカデミー賞授賞式当日のmixiの日記だ。


この映画は、アカデミー外国語映画賞(単館系では最高の賞)を獲るんだけど、


“この映画のことを考えるといつも涙が出る一歩手前だったけど、簡単には泣けなくて、でもさっき初めて号泣した”


といった内容のコメントがあって、私もライブで観ていたけど、彼女は日本であの瞬間にあの映画のスタッフたちと同じように喜びを共有し、涙をしたのか、と思うと、その日記を読んで、こっちが泣きそうになったよ。


まず、本当にいい映画に出会わなければいけなかっただろうし、そしてそれに愛情とパワーを一生懸命注いで、世の中的にも評価をされて、素晴らしいかたちで彼女の一つの仕事の幕を閉じた、と思うと、タイミングとかいろいろ奇跡的なものを感じてなんか感動したんだよね。だって、仕事で喜びの涙を流せることって何度ある?それに、彼女の人生において大事な一本の映画になるのだろうし、何か芸術と自分の人生がどこかで深く結びついたことがあるっていうことが、うらやましい。


プロジェクトXじゃないけどさ、人が本当に感動した仕事の話って、グッとくるよね。私もそんな日記が書けるように、精進いたします・・・。



さて、ちなみにその彼女、三越イベント期間中にお手伝いいただきます。ほんと、うちの店は店主はともかくお手伝いいただくスタッフが本気でみんな優秀です。もったいないお話だよ、本当に。元CAさんだったり、一流企業の会社員だったり、みんなびっくりするキャリアの持ち主たちです。私、彼女たちの使い道を間違っている気がするよ・・・。ほんと、みんな、すまん・・・。ありがとね(涙)。


写真は、jorge moralesのネックレス。¥16300(→完売御礼)/¥17400