存在の耐えられない軽さ

gris-bijoux2007-06-16

ケニアのサバンナに降り立つと、距離感を測るものが何も存在しない広大な無音の世界の中で、通常の感覚を失い、その恐怖感で数歩歩くのがやっとだった、と友人が話していたけれども、昨日はふとそんな感覚になったなぁ。品川にて。


女性社長ばかりがあつまって、名刺交換をしたり、いろんなお仕事をされているお話を伺う中で、みなさん本当にたくましく、腹の据わった感のある女性が多く、そうか、独りで独立して女性が起業するってこういうかんじなんだな、と思いました。


私はあんまり会社員時代とスイッチを替えることなく、つまりあんまり自覚なく今の状態にあるものの、本当は、実は海の中に突如ポーンと一人放り投げだされたようなもので、そこをどうにか泳ぎきるには、なんかこう、たくましさというか、そういうものがいるよなぁ、とか思うと、自分はずいぶん心もとない、というか、心細いような気分になりました。なんだろうね。うまく書けませんが。


「会社を辞めて独立して仕事をするってたいへんじゃない?」と聞かれても、あんまりピンとこないというか、そうかなー?、と思ったけど、それは具体的な仕事内容とかそういうことよりも、この“一人投げ出されている感覚”の辛さ、所在無さなのかもしれないねぇ。本当は。


・・・って、気づくの遅いよ。すでに2年経過してます。


まぁ、そんなことを思いながら、品川の夜は更けていきました。



ちなみに、フジサンケイビジネスアイの社長はとってもダンディーな方でしたよ。そして、メディアに取り上げられるコツ、それは結論から言うと、「とにかくコネを探せ!」ということでした(笑)。今後リリースの無駄撃ちは控えようと思います・・・。



写真は、Flying Lizard Designのネックレス。¥23000(→完売御礼