隣の芝生も、自分の芝生も青いはず。

gris-bijoux2007-06-29

ちょっとおねがいしたいことがあり、友人に会いに前の会社へ。


20時とか21時とかだったけど、打ち合わせロビーが普通に全部埋まってました。


・・・この人たち、まだ昼間?


下のコンビニも22時過ぎだったけど、なんだか賑わってたし。みんな働きマンですなー。



隣のブースから、某企業ブランドのイメージをどちらに持っていくか、みたいな打合せが漏れ聞こえてきたんだけど、もはや私なんかは「どんだけデカイ話してるんだ!」と笑えるぐらい、遠い話。


離れてみるとほんとにそんなのは別世界の話で、日々もっと繁雑で具体的というかなんというか、細かい作業や、目先の仕事に追われる日々な訳で。


具体的に言えば、単純に資料を作成するだけでも、キンコーズ行かなくたってあらゆる最新機器が揃っていて、荷物を一つ出すのにも、名刺を増刷するのにも、文房具が足りなくても備品はストックされているし、ちょっとしたことがスムーズに運べる、っていうことだけでも、それはものすごい恵まれていることだし、すごい環境なのだ。どうでもいいようで、すごい大事だよ、そういうこと。久しぶりに行ったら、そんなことに感動しちゃったよ。だいたい物事を決めていくのに、あんなに大人数のチーム組んで相談できることがうらやましい!!!


まぁ、もし当時の私が今の私をみれば、組織の不条理とかめんどくささとか無くて、好きなことだけやってりゃいいんだから、ストレスないし呑気でいいよねー、と思うんだろうし、どちらがいいという話でもないんだけど、でも、それぞれに客観的に“今、自分が恵まれている部分”を認識しておかないと、手放してからその価値に気づいたり、単なる隣の芝生が青いだけ、ということもあるんだろうなぁ。


「ま、なんだかんだいって恵まれているかなー。」というセリフをここのところ連続でいろんな人からよく聞く。昔はその響きが単なる欺瞞、というか、無理な自己説得、みたいなかんじがしたけど、30代に入って、転職したり、独立したり、同じ会社にいてもなんか一つぐらいは山越えていて、どの人の言葉もまぁ、そうなんだろうな、という風に聞こえて、それはとてもいいことだなぁ、と思う。


また、もう少し上の年齢になると違ってきたりするのかな。でも、ひとまずこの年齢は、なんかいきいき仕事している人も多くなってきて、男でも女でも、「仕事から得られる喜び」という人生の一ジャンルは確実にあるな、と彼らを見ていて思う、今日このごろ。



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