マニアな人々

gris-bijoux2007-07-29

ジャズ好きのKちゃんとジャズシンガーのKさんを中心に隣の蟻月でモツ鍋を囲む会が開かれるというので、ここはやはりジャズオタクを投入せねばならぬだろう!と思い、(私の知る範囲において)最強ジャズマニア、Hさんをご招待。


Hさんは前の会社の先輩で、打合せ中「なんだっけー?あの曲使いたいんだよ。ほら、なんだっけ、あの曲だよ!!」という状況に陥った場合、調べるより早い、ということで取り合えずHさんに「あのさぁ、フフフフン〜♪って曲、誰のなんて曲だっけ?」と電話で問い合わせるというジャズに限らず、ロックからクラシックまでやたら詳しい歩くグーグルのような方です。


途中、日本経済から無声映画まで、常にさりげなく深い薀蓄を挟み込んでくるオールラウンダー銀行マン・I氏が参加し、案の定、会はマニアなトークが繰り広げられることに。



「CD、どれぐらいですか?5000枚ぐらいですか?」


「いやー、さすがに5000枚はないですね。4000枚ぐらいですよ。」(←否定して修正するその数のこだわりがよくわからない。ほぼ同じでは。)


「はー、さすがですね。僕なんて数百枚ですよ。ipodには常時9000曲ぐらいかな。」(←謙遜なのか、どうなのか。)


「あそこの店の機材は○○で、全然音が違うんっすよ。」「そうなんですよねー。わかってますねー。」


「○○の幻のライブがなんと、YOUTUBEにあったんですよ!!!」「ウォーーー!!!見てーーー!!!」



・・・かぶせていくからね。どんどん。


たまに誰かが変化球投げても、拾う、拾う。




しかも話はどういう訳かジャズから戦国武将の話題に。




「僕も、大谷吉継大好きなんですよ!」「大谷吉継っていうのはですねぇ・・・」(大盛り上がり)


途中、美人商社ウーマンS嬢が「いや、それには新説があるんです!!!」と挟み込む。


えっ!???その球、拾うの!??


H氏も負けじと、「いや、その新説にさらに新説がありましてね!」と応戦。


っていうか誰なんだ、大谷吉継



当然私なんぞはあまりにレベルが高すぎるため、全く絡めませんでしたが、彼らの“マニア魂に賭けて、球が投げられたら、絶対落としません!拾います!”的気迫あるトークが、なんか白熱したバレーボール大会観てるようでおもしろかったです。ってか、笑った。なんなんだ、この人たちは。


でも、なんかみんなキラキラしてたよ(笑)。H氏に「吉野ちゃんのブログ見て、アクセサリーの勉強もしないといけないと思うんだよ」みたいなこと言われましたが、いや、それはいいです。そんなことされても、絶対この人たちには勝てない気がしますんで。


写真は、Monica Vinader.各¥19500.