自分の感受性くらい

gris-bijoux2008-06-17

某テレビ局のディレクターをやっている友人と、昨日はゴスロリから親鸞、数学の行列、となんだかものすごく一貫していない話をしていて、結局何時間も何を話していたのか。記憶が断片的だよ。なんだかね。


しかし、


「テレビとは、人間を描くもの」


と言うだけあって、本当に人間に対する興味とか好奇心が異常に強く、ある事象に対する思考の深め方、みたいのがちょっとすごい人だなぁといつも思います。世の中の解釈の仕方というのか。話の流れの中でパッと瞬間に違う地平を開くかんじというのか。一見、超軽いノリで話してるんだけどね。


他の専門職と比べると、マスコミの仕事って茫洋としていて、わかりやすい専門的なスキルとか知識ってあんまりないように思うんだけど、でも、



世の中を語る言葉を持つ



という能力をこの人たちは鍛え上げてきていて、それはやっぱり普通の人たちよりずば抜けているのかも、と思います。
テレビでも広告でも、企画を通すときにはおそらくどこかで一度コンセプチュアルな思考を通過するんだろうね。その発想の技術は、知らずに板に付いていて、日常でも何気なく発揮されてるんだろうと思います。


いろんな専門的な職業をしている人たちのプロの業もかっこいいと思うけど、彼らのそういう(わかりにくい)スキルもなかなか味があってかっこいいな、と思いました。


自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ 


ということで、私ももっといろんな刺激を受けたり、勉強したり、広い世界で生きないとな、と昨日は思ったかな。・・・という漠然とした印象は、かろうじて残ってます。話、広がりすぎなんだよ(笑)。