ソロモンの指環
どこかのお店のわんちゃんらしいのですが、最近放し飼いのチワワが周辺をお散歩してます。
よく店にいると目が合うのですが、先日も
「・・・危ないよ?」
と話しかけてはみたものの(チワワに)、
「あ、そ。」
ってなもんで、日々自由を満喫してらっしゃいます。
自動車にはねられたりしないか、超心配。
・・・しかし、ソロモン王の時代から数千年(?)、ついにこうしたディスコミュニケーションも最近では乗り越えることができるようです。
留学先のリヨンにまで押しかけて遊びにいった(私がね)、妹の友人Mちゃんが最近店に来たので、近況を話していたところ、
「私、今勉強してみたいことがあって。」
「おお。何、何?」
「アニマルコミュニケーターになろうかと思って。」
「・・・・。・・・えーっと、・・・あぁー、ムツゴロウさん的な・・?」
「違いますよー。最近流行ってるんですよー。うちの猫もストレス溜まってるので、話聞いてもらおうと思ってるんです。勉強したら、動物と話せるようになるんですよ(真剣)。」
・・・どうやらテレパシー的なもののようです。
そうかぁ、訓練したらテレパシー使えるのかぁ。
つい私なんかは、あぁ、占い市場(そんな市場があるか知らないけど)もついに飽和かぁ、動物だったら外れても文句言わないしなぁ、本当にまぁ新手な職業が出てくるものよ・・・と瞬間よぎってしまったわけですが、その後、後日談を聞いたところ、実際にご自宅にコミュニケーターの方をお呼びして猫と会話してもらったところ、事前情報をお渡ししていないのに、その猫ちゃんの状況を全部当てたそうです。
・・・反省。
何事も偏見から入ってはいけません。まさに、汚れちまった悲しみに、ですよ。
でも、どうなんだろうなぁ。
うちの犬の場合、うるさい、と怒っても、(何で怒られているかわかってるくせに)「だって、人間の言葉わからないもーん。」と確信犯的に吠え続けたりしてると思う。絶対。
また人間側も「このエサ、おいしいんだよね〜」とか言って、しっぽ振ってるから良しと判断していますが、本当は「もう飽きたよ」とか思ってる可能性大。
コミュニケーション取れないからこそうまく成立していることを実はそれぞれお互い知っているような気もしますが、やはりニーズはあるんだろうなぁ。
それにしても気になるのは、話しかけるときは「ワン、ワン」とかなのかね。
Mちゃん、ほんとに勉強してほしい。GRISでやろう、それ。
写真は、by boe.\10500.