隠れ家系。

うちのAさんに教えてもらったのですが、代官山の駅前にあるビルの奥に不思議なお店があります。

本当に駅の真ん前なので立地はいいし、ガラス張りなんだけど、その割には見た目は倉庫です。

PRADAとかYSLとかMARNIとかとにかくハイブランドの商品が所狭しと無造作に転がっていて、しかも「いないこと多いから、来るんだったら電話して」ということでオーナー（40代？男性）の名刺を渡されます。

どれもこれも値札は付いていないので、いくらで買うかはオーナーとの交渉次第。

オーナーを上手く口説き落とせれば、本来ものすごい高い商品がびっくりするようなお値段で買うことができます。

Aさんは「この商品であれば○○円ぐらいが妥当だけれども、それでも私は△△円まで落としてくれなければ手を打たない。」と割と確固とした意思と自信と知識があるので、オーナーも根負けし、すごいものをすごい値段で手に入れてきます。

とにかくただただ山のように服がダァーとあるところから、価値のあるものを見つけ、交渉を始めても、オーナーが「本来これは○○円だよ」と言ったところでそれが本当にそうなのかどうか知識がないとわからないし、値引き率も多分にその日のオーナーの気分に左右されるらしいので顔色を見ながら値段を提示する、というお買物のレベルととしてはかなり難易度が高いと思うけど、でもそんな駆け引きを楽しみたい、ディール（？）に自信にある人は行ってみたらいいと思います。

ちなみにオーナーは今度銀座にクリスチャン・コンスタンというフランスのチョコレートブランドを日本で初上陸させるんだって。その他、不動産もやっているみたい。謎だなぁ。お客さんもみんなただ者ではない雰囲気醸してるし。

大手の店ではありえない、個人商店ならではの面白さがものすごくあって、とても興味深いお店です。オーナーとお客さんの親密具合とか超独特。個人的にお互いものすごくコミットしてるかんじで、こういう風なお店でもいいな、と思いましたねぇ。飲食店とかはよく紹介されるけど、こういうのが東京ならではのちょっとディープな店（アパレル版）ってかんじがします。

イチゲンさんはたぶんなかなか入れないと思うので、本気でお買い物をしたいと思う方がいれば（価格帯は結構高め）、ご連絡くださればAさんが紹介してくれるかも。

写真は、draws。\6300（→完売御礼）