オリジナリティ
いつもの洋館でAtomicGreenさんの展示会があったのでお邪魔しました。
http://www.atomicgreen.jp/aboutus/events/events.php?id=12&page=1
今年のA/W用に大人っぽいパンプスを一足予約してきました!!(前が黒い羊の起毛で、後ろがシルクっぽい素材感の深いグリーン。通称“モテパンプス”だそうです)。デザイナーのSachiさんともお話できたし。やっぱりデザイナーご本人の顔を拝見して商品を買うって違うよね。
でも思ったのは、素人から出発して、未だにその域は出ていないと思うのだけど、それでもやっぱりこの3年間で私はアクセサリーをずいぶん見てきたんだなぁ。。。
というのも、今どういうトレンドなのか、今年らしい新しさって何かとか、靴の世界の流れを知らず、突然今もし靴のバイイングをしてこいと言われたとしても、何を選んでいいかわからないなぁ、と思ったよ。もちろん自分の履きたい靴は自分の好みで選べるけどさ。
大学の頃、現代アートか何かの授業だったと思うけど、
「美術史の流れを全く知らずして作品を作って、“はい、これがアートです”なんて存在の仕方はあり得ない。」
と教授は言っていて、既成のもののカウンターになっていたり、とにかく新しい価値を創造しようという作品というのは、どうしたってアートシーンの大きな流れを知らなくては絶対に作り出せないものだ、という話で、
それは同じことを上野千鶴子も言っていて、ゼミの生徒がなんでこんなにひたすらひたすら文献を読み続けないといけないのか、勉強しないといけないのか、という質問に対し、
「オリジナリティは、情報の真空地帯には発生しない」
つまり、オリジナルなんていうのは独立して存在するものではなく、多くの情報を知ることで、その違いの中でしか自分らしさは誕生しない、だからたくさんの知識を持つことが必要なんだということなんだけど、
それは創造する側だけでなく、その価値を見出していく人間にも言えることで、たくさんたくさんいろんなものを見て、勉強しないとオリジナルの価値を持ったもの、を判断できないように思います。
で、アクセサリーに関しては、靴よりはまぁ、少しだけだけどわかるように(3年前よりは)なったかな、と思ったのだけど、でも、最近少しさぼっていたので、また情報を拾いにいこうかと。・・・というか、いいかげんダメだろう、行かないと!
今回は、アクセサリーと食器、両方です。
パリ、待ってろよ。
ユーロ高いけど(泣)。
by boe.\8400(→完売御礼)