隠れた特技。
すっかり十数年も忘れている事実でしたが、私、
特技、百人一首
です。
先日妹が家中のアルバムをひっくり返しているときに、どこからか埃をかぶった百人一首が出てきて、ものすごい久しぶりに手にしてみましたが、かなりの確率で下の句まで覚えてるね。
小学校の頃、クラス全員ほぼ強制的に暗記させられ、更には競技かるたの大会まで出されたという―
ほぼ予習シリーズ(by 四谷大塚)の知識のみで東大に入った、と豪語していた友人がいましたが、いかに子供のころの記憶が安定的か。
ちなみに、ご存じないと思いますが、あれ、スポーツですから。
並べ方とかいろいろルールがあって、途中フェイントを繰り出したり、骨折する人までいるという、まさに畳の上の格闘技(?)。
でも、今となって考えてみると、左遷された男の哀しみや老いの嘆き、恋の切なさ等々、人間の弱さ、悲しさを詠った一句一句を50首も並べ(←競技では半分しか並べない)、
そんなこと知ったことかーーー!!(畳の上で上半身スライディング)
と言わんばかりの、ものすごい勢いでハタく
という、人間の鍛練を暗喩的に表現したなかなかオツなゲームなんじゃないか、という気がしてきました。
「何かスポーツとかするんですか?」
とか聞かれたら、今度から
「ええ。百人一首を少々。おほほ。」
とか言う、怪しい人になってみようかと思います。
写真は、by boe.(→完売御礼)