官能的な触感。

友人より


「グラスの試飲会」


なるもののお誘いを受け、行ってきました。


「ワイン」ではなく、あくまで「器」の試飲だから!と念押しされたこの試飲会。リーデル社が行っているものなのですが、同じワインをそれぞれ違うグラスで飲んだら、どれぐらい味が違うものなのかを試すもの。


そういえば、なんとなく・・・というレベルではなく、同じものとは思えないぐらい味が変わるから驚き。


リーデルのグラスで飲んだらおいしいワインが、100円ショップのグラスみたいなので飲むと、とたんに風味のない、なんじゃこりゃ!!という超マズいワインに早変わり!!



もしや、手品!!?(そういえば薄暗い部屋に入れられたし)



というぐらい違います。


唇に当てて流し込む角度、舌に触れるエリア、流れるスピード、香りの立ち上がり等々、いかに科学的に計算されたものかということがわかります。


よって、結論としては、


高いワインを安いグラスで飲むぐらいなら、安いワインを質の高いグラスで飲んだ方が良いと思われます。(というか、いいワインをどうでもいいグラスで飲んだらものすごいもったいないということ。)



しかし!!!



なんといっても、ロブマイヤーでございましょう!!


今や日本のロブマイヤーの中心で働いていらっしゃるAさんにオーストリア料理のお店を教えていただいたのですが、そのお店で使われているグラスはすべてロブマイヤーで、その神業的薄さのグラスでワインを飲むと、なんと美味しいことよ!!


ワインの味云々の前に、“唇にあたるグラスの触感の気持ち良さ”がまずあって、そこを伝ってお酒が口に入ってくる気持ち良さがあるという、「官能的」という表現がふさわしいこのグラス。


気品があり、かつ色っぽさのあるブランド、ロブマイヤー。大人の階段をまた一歩登った気分にさせてくれます。


ちなみに、このロブマイヤーの薄さというのは、職人のハンドメイドならでは。今回試飲したリーデルのグラスもとってもおいしかったけど、こちらはマシンメイド(※リーデルでもハンドメイド・ラインがありますが、こちらはマシンメイドの5倍のお値段。)



そして、この試飲会、最後に一本好きなグラスを持ち帰っていいのですが、私がいただいたのはこちら↓




その名も、大吟醸



これだけさんざんワインの話をしていただいたのに、最後の最後に日本酒用のグラスをお持ち帰り。人の話聞いてんのかって話ですよ。


・・・だって、ワイン用はロブマイヤーで揃えるんだもん♪(←Aさんへアピール)



写真は、KAZA。本物のバラを加工しているリング。本物の花びらがキャンディの中に閉じ込められたような質感です。¥4200


http://www.gris.bz/shopping/index.html