恐るべし、Q-pot

で、仕入れはというと、


前にも書いたかもしれませんが、9月の展示会はパリの郊外にあるビッグサイトみたいなところに一堂に集まるんですが、10月は展示会の他、各ブランドのコレクションもパリ中に散らばります。なので、街中で開催されている展示会の情報を自分で集めてスタンプラリーみたいに地図を広げて見て歩きまわる、というかんじ。


例えば、チュイルリー公園ではこんな風にずーっとテントが立ち並び(※赤いところが全部テント!)、



中はこんなかんじ(この中を何往復もする)。



他には、一つの展示会が3会場に分かれていたりするので、巡回バス↓で送ってくれるサービスのある展示会も。



びっくりしたのは、メインの展示会会場が“presented by Q-POT”になっていて、渡されるバッグも通行証(鍵のネックレスが通行証)も会場装飾もすべてQ-pot





パリのいたるところで歩いている人がみんなこのネックレスしてるという出世ぶり。よっぽどスポンサードするブランドがなかったのか、どうなのか。でも、これはちょっとすごかったです。今や日本を代表するブランドになっているんでしょうか。どうなの?


ヴェルサーチが日本撤退というニュースがありましたが、それでもやっぱりまだまだファッション業界における日本の存在は大きいように思いました。今回のQ-potもそうだけど、出展者の中で日本人のデザイナーが占める割合が相当だし、バイヤーの数も然り。これで日本人が来なくなったらもはや成り立たないんじゃないかと思うほど。


日本勢のプレゼンスがあがるのは嬉しいような気もする一方、とはいえ、「あー、ほんとにこの人たちの(日本人とは全く違う)感性にはかなわないなぁ。」というものに出会う数が減ってしまうというのはちょっと寂しい気も。じゃないと、そのうちパリに行く意味がもう無くなっちゃうからね(涙)。