手取りの美



さて、現在開催中のテーブルウェアフェスティバルですが、何が楽しみかというと、全国からアンティークのプロや和食器のプロなど職人や目利きが一堂に集まるため、それはそれは蘊蓄を伺おうと思えば、みんな惜しみなくいろんなことを教えてくれます。


今年で3回目ともなると、だんだんとみなさんと顔なじみになるのですが、今日は有田焼ブースを統括されている方が「おおー、久しぶりーー!!」と声を掛けてくださったので、有田焼のお茶碗が欲しいのだけど、どれが一番オススメか伺ったところ(有田のブースだけでものすごい数ある)、いろんなところを一緒に歩いて教えてくださり、なぜか美濃焼ブースまでもマンツーマンでご案内してくれるという贅沢に。


つまるところ、ポイントは



触美/手取りの美



にあるそうです。


手に持ったときにその土の持つ温かさが伝わってくるかどうか、手に吸いつくようにフィットしてくるかどうか、デザインだけにこだわってしまってももちろん駄目で、最終的にはいかに手に取ったときにそのものの良さが伝わってくるかどうかが重要で、


その中で私はオススメの有田の作家もののお茶碗をいただいてきました。ろくろからまわして、すべて手書きの一品です。




たくさんたくさんアンティークを観ること、たくさんたくさん本を読むこと、そしてたくさんたくさんものを表現する言葉を学ぶこと、要はたくさん勉強しなさい!ということを教えていただいてお別れしましたが、1年に1度だけしか合わなくても、実はもう3年目のお付き合いで、だんだん親戚のおじさんみたいなかんじになってきて、なんかそういうのが嬉しいです。


みなさんもお時間があれば、結構楽しいですよん。


写真は、UTZ.¥16800。ピンクがとても淡くて、春に向けてぴったりです。あまりこれだけ淡い色のアクセサリーもありそうでないので、おすすめです。こちらも2連でもお使いいただけます。


http://www.gris.bz/shopping/index.html