モヤさま的な
六本木や銀座とかならともかく、
本日はたいていの人には役に立たないと思われる、文京区情報です。
・・・文京区ねぇ、すごいよ、シブくて。
なんかまわりに尺八とか琴とかのお店とかが普通にあったり、空襲を免れたエリアなだけあって、ほんとあっちこっちにレトロな建物があってそのまんまみんなリアルに生活してるし、シブいといえども例えば「神楽坂」みたいな“オシャレシブい”みたいななところを目指そうという気もサラサラなく、
ものすごく淡々と東京の中心に存在している
というかんじが、浮ついてなくて結構気にいってます。
さらに気にいったのは、文京区長発案による
銭湯・無料マッサージコーナー。
なぜか銭湯の脱衣所にマッサージ師が待機していて、湯あがりに無料でマッサージをしてくれるという、夢のいたれりつくせりサービスです(しかも、鍼灸学校等の先生クラスの超ベテランチームという贅沢!)
文京区長、いいこと思いつくじゃん。
・・・っていうか、どこの銭湯もこれまた絵に描いたような銭湯で、怪しい薬草風呂みたいなのに入り、昔のお金入れて動かすパーマネント機(?)みたいなドライヤーに頭入れて髪をかわかし(※ただし終了後、髪が綿あめのようにこんがらがるので注意)、お約束のコーヒー牛乳を飲んで帰ってきましたが、あとは赤い手ぬぐいをマフラーがわりに歩けば(by 神田川)お手軽に70年代にタイムスリップ!
このほか、見るからに怪しい剥製屋とか、埃にまみれた古ーい謎の漢方屋とか、不思議スポットが盛りだくさんとなっております。
港区とか渋谷区とか都会の良さもある一方、東京の面白さってまだまだこういうところにあるんだなぁ、と新たな発見。
たぶん人工的なかんじがしないんだよね。昔から東京に住んでいた人たちの生活がそもそもあって、そこに有機的に街が出来上がって、成熟してきてそのまま放置されている(というか、あんまり開発されないままになっている)というところな気がします。
今度どこに引っ越そう、と考えている方がいらっしゃったら、文京区思いのほか面白いよ。便利だし。オススメです。
写真は、Mary Designの新作。¥7500