家族の勝手でしょ


引越ししてから通勤時間が短くなったことにより、極端に読書量が減りました。


あと、近くに大きな本屋がないから、ふらっと面白い本を見つけることがなくなったことにもよる。本屋さんって、セレクトショップみたいなところがあるからねー。ある本屋では読みたいものがたくさんあるけど、ある本屋では全くないとかね。


とはいえ、最近以前の会社員時代の上司だった方の研究(家庭の食卓の研究)が本になっていて、あれから10年経つと世の中こんなことになってるのか!と面白かったんだけど、


http://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%AE%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%EF%BC%81&tag=yahhyd-22&index=aps&field-adult-product=0&hvadid=29973996541&ref=pd_sl_671fb5q2a4_b


当時私がお手伝いしていた頃(今の40代後半ぐらいの人たちが小学生のお母さんぐらいだった頃の食卓)はどうだったかというと、


私の時代もそうだけどちょうど今の40代後半ぐらいの人たちから家庭科のカリキュラムが変わって、授業で教えられることは「30品目の栄養を三食で摂ること」で、結果トータルの献立でクリアされれば、その組み合わせがめちゃくちゃでも点数もらえるんだよね。でも、一昔前の人からすれば、“ご飯に味噌汁ではなくコーンスープが出てきてもOK!”とか、“昼と夜で栄養取れてれば、朝はケーキでもOK!”みたいなのは食文化としてどうなのよ、というか、突き詰めちゃえば、サプリメント飲んでるから、ご飯はお菓子でも可ってことかよ、みたいなことになっていた訳ですが、


どうやらそれから10年経って、たぶん私ぐらい〜ちょっと上ぐらいの世代がお母さんになり始めると、どうやら栄養をバランスよく取ろうという発想がもはやなく、“具なしのそば飯”のみの夕食(お腹が満たされればOK)みたいなこともザラになっていて、更には、お皿は洗うのが嫌だから、“お皿にラップをして捨てる”という家庭も結構ある様子。



・・・で、それを読んで私としては、あぁ、フランツ売れないね・・・(←超洗うの面倒くさい)と先行き不安を感じた訳ですが(苦笑)、でも、印象深かったのは、ある雑誌にその上司の最後のコメントが載っていたんだけど、




“じゃあ、お母さんたちが自分だけ美味しいものを食べているかというと、お母さん自身も家族と同じ食事をしている。結局、人間は自分を愛するようにしか家族を愛せないんですよね。母親自身が、自分自身や自分の未来を大切にしていないということ。”




なんかこう、いっつもお母さんたちは“疲れて”いて(専業主婦かどうかは関係ない)、家族とかにも一定の距離感があって(どっかクール)、うまく表現できないけど、でも確かに今こういうかんじなのかもなぁ、という空気が伝わってきて、自分と年代が同じ人たちの記録なのでものすごくいろいろ考えさせられる本でした。


いろんな角度からいろんなものの見方が出来て面白いので、ぜひ時間があれば。


写真は、私がFRANZの中で一つ選ぶならどれ?と聞かれたら、これ!!!と答えるアイテムです。


アカコンゴウインコのC/S。¥17745


http://www.gris.bz/shopping/index.html